こんにちは、かしわぎです。
今回はmotorolaのコスパに優れたスマートフォン・moto g66j(以下g66j)のレビューをしていきます。実際に購入して約3ヶ月間利用してきて感じたことを詳細に書いていきますので、購入を検討している方は是非最後までお付き合いしていただければと思います。
- 120Hzの大画面でブラウジングから動画視聴まで快適
- 防水防塵性能IP68/IP69と耐衝撃性でラフな使い方もOK
- RAM8GB+仮想メモリで快適動作
- FeliCa(おサイフケータイ)対応
- デュアルSIM&eSIMに対応
- microSDカードに対応(2TBまで)
- 最大30Wの急速充電
- ステレオスピーカー採用
- FMラジオや3.5mmイヤホンジャックなど便利な機能
- motorola固有のジェスチャー機能が便利
- 2万円台のお手頃価格設定
- 3Dゲームは期待できない処理性能
- 片手持ちが辛いサイズと重さ
- 有機ELディスプレイ非採用
- カメラはエントリークラスなりの映り
- GPS精度は高くない
- OSアップデートは1回のみ(Android 16まで)
- 大画面スマホで動画やブラウジングを楽しみたい人
- 重い3Dゲームをあまりプレイしない人
- 気負わずスマホを使いたい人
- とりあえずのお手頃スマホが欲しい人
しばらくの間メインスマホとして使ってみた結論としては、弱点はあるけど価格を考えれば出来過ぎなエントリー~ミドルクラスのAndroidスマホということが分かりました。
g66jはFHDの大画面+ステレオスピーカーや3.5mmイヤホンジャックを採用をしつつ、防水防塵耐衝撃を備えた超頑丈スマホです。これだけの機能を盛り込んで実売価格は2万円台と、超優秀なエントリーモデルと言えるでしょう。「スマホ代は安く済ませたいけど、機能が削られて使いにくいスマホはいやだ!」という方にオススメできる一台です。
定価実売価格は38,800円ですが、セール時を狙えば28,000円程度で購入できます。タイミングによってはポイント還元込みでさらにお得に購入できる場合もあるので、Amazonと併せて楽天市場とヤフーショッピングもチェックしておきましょう。
普段からPayPayを使っている方は、比較的ポイント還元率の高いヤフーショッピングでの購入がオススメです。

経緯は良いからレビューはよ!って人はこちらから!
なおmotorolaのラインナップ上、ワンランク上位にミドルハイクラスにedgeシリーズが存在しており、単純なクラス分けが難しいため、本記事内では便宜上g66jをエントリークラスとして扱います。
↓良コスパな万能スマホ・edge 50 proのレビューはこちら↓
一度現在のエントリー帯のスマホを使ってみたかった
g66jの購入を検討したきっかけは、父のスマホが古くなってきたことでした。当時の父のスマホはワイモバイルのかんたんスマホ2。OSのアップデートも終了し、バッテリーの持ちも悪くなってきていたため、買い替えの頃合いでした。

スマホを買い替えたいんだけど、オススメってない?

やっぱりEdge 50 Proがいいかな。画面も大きいしカメラも綺麗で死角なし!頑丈なのが良ければArrow Alphaとかもいいと思うよ!あとはPixel 8あたりも手頃な価格になってきたし──(早口)

高くない?LINEと電話と地図だけ見れればいいし、もっと安いの無いの?
そういえば以前にも知人に「スマホなんて最低限の連絡ができれば十分」と何度か言われたことがあります。そのたびにかしわぎは空回りです。
そこでかしわぎは気付きました。どうやら世の中のスマホユーザーの多くは、Snapdragon 8 Eliteの処理性能やライカ監修のカメラやワイヤレス充電機能などは求めていないようなのです。
そこで僕は、普段遣いに過不足のないスマホに求める性能・機能を考えました。内容は以下の通り。
- 重いゲームはやらないので処理性能はそこそこでOK
- ストレージは128GB以上
- 故障を気にせず使いたいので防水防塵対応モデル
- 公共交通機関用にFelicaは欲しい
- 価格は安いほうが良い(5万円以下)
これらの要素を満たすスマホを検討した結果、今回僕が選定したのはmotorola moto g66j。必要十分な性能を持ちつつ、多数の便利機能や高い耐久性も申し分無いです。というわけで今回はこのg66jを多くの人にオススメできるかを検証していく運びとなった次第です。
g66jのスペック紹介。ツボをしっかり抑えた低価格機
ここではg66jのスペックを紹介していきます。
| moto g66j 性能表 | |
|---|---|
| サイズ(高さ×幅×厚さ) | 165.8×76.3×8.5 mm |
| 重量 | 200 g |
| OS(初期状態) | Android 15 |
| CPU(SoC) | Dimensity 7060 |
| メモリ(RAM) | 8GB(最大24GBまで拡張可能) |
| ストレージ(ROM) | 128GB/microSD対応(最大2TB) |
| Antutuスコア | 約69万点 |
| バッテリー容量 | 5,200mAh |
| 充電性能 | 有線: 30W |
| ディスプレイ | 約6.7インチ LCD 解像度: 2,400x1,080P リフレッシュレート: 120Hz ピーク輝度: 1,000nits |
| スピーカー/音声 | ステレオ(上下端)/3.5 mmイヤホンジャック |
| 背面カメラ | 5,000万画素(広角) F1.8 800万画素(超広角) F2.2 |
| 前面カメラ | 3,200万画素 F2.2 |
| 動画撮影性能 | FHD撮影: 60fps |
| 防水防塵性能 | IP68/IP69/MIL-STD-810H |
| 認証 | 指紋認証/顔認証 |
| FeliCa(おサイフケータイ)/NFC | 対応/対応 |
| SIM仕様 | デュアルSIM(nanoSIM+eSIM) SIMスロットx1 |
| 有線/無線接続と通信規格 | USB Type-C(USB 2.0) Bluetooth 5.3 Wi-Fi 5 5G |
| GPS | GPS,GLONASS, BeiDou,Galileo,QZSS |
| 販売価格(定価/実売) | 38,800円/約28,000円 |
| 発売日 | 2025年7月10日 |
| カラー | 黒,緑,グレー |
| 商品リンク(Amazon) | Amazon |
性能的にはエントリークラス~ミドル(ミドルロー)クラスといったところでしょうか。
旧モデルのmoto g64jからは、FeliCa(おサイフケータイ)対応やステレオスピーカー、イヤホンジャックなどの独自の利点はそのままに以下のようなアップデートがされています。
- 初期OSをAndroid14→15へ更新
- ディスプレイ6.5インチ→6.7インチへ大型化
- バッテリー容量を5,000→5,200mAhへアップ
- 防水防塵性能IP52→IP68/69,MIL-STD-810Hに強化
- インカメラ画質1,600万画素→3,200万画素へ高画素化
- 200万画素マクロ→超広角800万画素へ変更
重量はアップしたものの、弱点をしっかり改善してきたバランスの良いスマートフォンという印象です。それでいて新品が2万円半ば程度で購入できるのはかなりのバーゲンプライス。
スマホの値上がりが続く昨今、これほど完成度が高いスマホが安価で手に入るのは非常にありがたいですね。
g66jの外観チェック。頑丈・大柄なボディは良質感!片手持ちはちょっと辛い

まずは外観のチェックのため開封してみましょう。同梱品は以下の通り必要最低限ですが、クリアの保護カバーが付属するのはありがたいですね。
- SIMピン
- 使用ガイド等書類
- クリアカバー
当然のようにACアダプターとUSB-Cケーブルは付属しませんので、自分で用意する必要があります。僕はノートPCの充電と共有できる65W充電器とケーブルを使っています。特にAnker PowerLineⅢはシリコン製で、柔らかく絡まりにくいので超オススメです。
g66jだけを最大速度の30Wで充電できればOK!という方はCIOの超軽量コンパクトな1口充電器がオススメ。
早速本体を見ていきます。

6.7インチの大型ディスプレイを備えたボディも同様に大柄。特に約76.3mmという横幅が、手に取った時の巨大感を強調してきます。motorola edge 50 proも6.7インチでしたが、ベゼル幅が広く幅広のため、余計に巨大な印象を受けるのかもしれません。

ディスプレイ中央上部にはインカメラのノッチ、左側にはスピーカー、右側には証明センサーがあります。
背面はedge 50 proと同様ヴィーガンレザーという滑りにくい素材を使用し、一見するとエントリー帯のスマホとは思えません。ざらついた手触りは高級感もあり、カバー無しで使いたくなります。ちなみに今回選択したカラーはブラックオイスター。落ち着いたカラーリングで普段遣いによく馴染みます。

LEDライトやカメラユニットは背面左上に集約され、周辺はなだらかに盛り上がっています。すぐ右側にはNFC/FeliCaのタッチ部があります。
正面から見て左側面にはSIMとmicroSDカードトレイ。
右側面には上から音量ボタン、電源ボタン(指紋認証センサー内蔵)、換気口(おそらく内圧調整かノイズキャンセリング用?)が並んでいます。
上部にはマイクのみ。中央にはDolby Atmos®の文字が。ちなみにカメラ周辺部の出っ張りが原因で、デスクに置いて操作した時にそこそこカタつきますが、カバー装着で軽減が可能です。
下部は左から、3.5mmイヤホンジャック、マイク、USB Type-C端子、スピーカーを内蔵。

フィルムとsimカード込みで約206gと概ねスペック通りの重量でした。
g66jの実際の使用感。ほぼベーシックで癖のないAndroid

続いてg66jの実際の使用感について。やはりボディの大きさ・重さは好き嫌いが分かれるポイントでしょう。大画面化は迫力ある動画視聴、SNSや読書での快適性に繋がる一方で、保持と操作が難しくなるという弱点も持ち合わせています。200gという重さもあって片手操作は一苦労です。当然画面端には親指が届きません。しかしこの操作性の問題はサイドバーアプリやジェスチャー操作で改善可能。この大きさに慣れてしまえば、大画面はコンテンツ視聴の面で大きなメリットになるでしょう。
g66jは生体認証は顔認証と指紋認証に対応。コストの関係か、ディスプレイ内指紋認証ではなく電源ボタンに内蔵したタイプの指紋認証です。しかしその精度は良好で、認証もかなり早いためストレスはゼロ。電源ボタンを押して画面ON→そのまま指紋認証の流れでロックが解除できるので、むしろ画面内指紋認証より合理的に思えます(指紋認証部が画面内に常時表示されている機種は別として)。設定の『タップしてロック解除する』の項目をONにすると電源ボタンに指を置くだけでロック解除出来るので更に快適です。
g66jはGoogle・PixelシリーズのピュアAndroidをベースにしたHello UIを採用。
使いやすさはそのままに、Wi-Fiとモバイルデータ切り替えを別ボタンに分けていたり、LINEなどの複数アカウント運用ができるクローニングが使えたりと、かゆいところに手が届くようなささやかなカスタマイズが施されています。
クイック設定はiOS的左右分割タイプと、旧来の通知&クイック設定が合体したタイプから選択可能な点も嬉しいポイント。
ロック画面設定では通知やクイック起動させるアプリの選択、気温やアラームのウィジェット配置などのカスタマイズができます。
g66jのOSアップデートはAndroid 16までの1回、セキュリティアップデートは2028年までと短め。スマホは何年も使いたいという方には物足りないかもしれません。数年後にバッテリーが劣化することを加味して、2~3年後の乗り換えを前提として使うのであれば十分でしょう。
ベンチマーク計測。3Dゲームは期待できないけどたしなむ程度ならOK
次はベンチマークで性能を数値化してみましょう。定番ベンチマークのAntutu(V11.0.6)に加えてGeekbench 6で計測しています。Antutuベンチマークスコアの各項目の役割は概ね以下の通り。
- CPU… あらゆるアプリの動作やレスポンスに影響
- GPU… 3Dゲームや高画質動画のスムーズな動作に影響
- MEM… アプリの起動速度やデータ読出し/書込み速度に影響
- UX… 実際の使用感・アプリ間の切替えや操作の快適性に影響
僕の主観による目安ですが、AntutuV11基準で総合40万点以上のAntutuスコアがあればブラウジングなどでストレスを感じない程度に、50万点以上基本操作全てが快適に使えます。以前Antutu(V10)スコアが20万点後半程のスマホを使っていた時、処理の重さを感じる場面が時々あり非常にストレスでした。

Antutuベンチマーク(V11.0.8)のスコアは約69万点でした。エントリークラスのスマホなので過度な期待はしていませんでしたが、思いの外高いスコアが出て驚きました。一方でGPU(グラフィック性能)の値は低めです。
Geekbench 6のスコアはそれぞれシングル1,036、マルチ2,419、GPU18,707でした。画像をクリックするとその他の機種のスコアを表示します。大体シングル750点、マルチ2,000点以上であれば普段遣いに問題ないでしょう。
近いスコアを出せる端末はXiaomi 15T ProやiPhone 17 Pro Max※あたりなので、ハイエンドスマホとして優秀なスコアを記録しました。3Dゲームのプレイや動画編集などの作業も余裕でしょう。
ブラウジングや動画視聴は120Hzの大型ディスプレイで快適

ブラウジングやSNS、YOUTUBEでの動画視聴は6.7インチ&最大120Hzのディスプレイで快適。8GBのRAMの恩恵か動作もスムーズで、アプリ切り替え時の再読み込みもほとんどありません。コストダウンのためかディスプレイは有機ELではなくLCDですが、発色や鮮明さなどは十分に綺麗と言えるでしょう。ごろ寝しながらの動画視聴程度の用途なら、致命的な欠点ではありません。漫画や小説の文字もクッキリ表示されるので読書にも向きます。リフレッシュレートの設定は最大60Hzの省エネモードの他、最大120Hzの維持を優先するモードと、バッテリー持ちとスムーズさのバランスを取った可変モードの3つからの選択式。
g66jはエントリーモデルながらDolby Atmos対応のステレオスピーカーを採用。S25などのハイエンドスマホと比べると、音質はさすがに軽い感じで高音質というほどでもありませんが、それでも動画視聴やゲームプレイがより楽しめます。
ゲーム性能は低め。3Dゲームは設定要調整
ここではゲームがどれほど快適にプレイできるかチェックしていきます。

検証用ゲームその1は『ウマ娘プリティダービー』。3Dゲームとしてはそれほど重くないタイトルです。育成パートでは出走表やメニュー、友情トレーニングが複数発生している時のトレーニング画面への切り替え時に一瞬のカクつきを感じます。またレースパートの18人全てが画面に映り込んだ時や、ライブパートの『Girls Legends U』等表示されるキャラクターが多い場合などでも若干のカクつきが発生。ただしS25等ハイエンドスマホでのプレイ時との比較で感じる程度で、不快に感じるほどの重さは感じませんでした。スマホの発熱もほとんど感じず全体的に快適にプレイできました。FPSはほぼ25以上をキープ(ライブ時には最低FPS18まで低下)。CPU負荷は50%を超えず、RAM負荷も最大75程度です。

検証用ゲームその2は『アークナイツ:エンドフィールド(以下、エンドフィールド)』。昨年リリースされたハイクオリティな3Dゲームで、スマホへの負荷はなかなか高め。
初期の画質設定は【最低】、フレームレート【30FPS】、レンダリング倍率【中】、エフェクト品質【低】。基本的にCPU使用率40%、RAM使用率が65%前後を推移。多数の敵や派手なエフェクト発生時は、CPU使用率60%、RAM使用率は80%近くになります。キャラクターや背景小物のグラフィックにはPS2初期のゲームように粗く、ジャギーが発生しているのにもかかわらず負荷も基本的に高め。発熱は多少増えますが60FPSに設定も可能です(50FPS以上はなかなか維持できませんが)。設定を低くすればなんとかプレイ可能といった印象でした。
アクションゲームはエンドフィールドで検証しましたが、ついでなので検証用ゲームその3として『ゼンレスゾーンゼロ(以下、ゼンゼロ)』もプレイしてみました。

設定は省エネモードで、グラフィック関係の設定は全て【低】、フレームレートは30FPSに設定。
まず街中を歩くだけでカクつきます。RAM使用率は80%、CPU使用率は40%程度です。既に動作が怪しいのですが、本番は戦闘パート。敵が2~3体表示されるだけでRAM使用率90%、CPU使用率は60%まで増加。攻撃の応酬が続くとフレームレートが劇的に低下し、遂には数秒の間0FPSを叩き出しました。g66jのグラフィック性能が低いためか、それともチップとゲームの相性なのか、まともなプレイが出来ない原因は不明。とりあえずまともなプレイは難しいようです。
グラフィックなどの設定を見直す必要はありますが、気軽にプレイする だけなら重量級3Dゲームのプレイも一部を除いてとりあえずはOK。ガッツリゲームで遊びたい人は物足りないかもしれません。もちろん麻雀や2Dゲームなどの軽量タイトルならストレス無く遊べるでしょう。
通信性能チェック。各キャリアの周波数帯に適合。わずかにau有利か
続いて携帯端末として必須な通信性能についてを調査し下記の表に起こしました。対応周波数帯が多いほどいわゆる”繋がりやすさ“が向上し、ネット環境が快適に使用できます。ちなみに今回の検証に使用したsimはDocomo系のahamoです。
- 4G (LTE): B1/B2/B3/B4/B5/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
併せて各キャリアの対応周波数帯を表にまとめました。海外向けや普及の進んでいないバンド、現在ではメインとならない3G回線は省きましたのでご了承ください。
赤文字のバンド名がmoto g66jの対応バンドです。
| moto g66j 各キャリアの対応周波数帯 | |||||||
| 通信種別 | 対応バンド (赤=機種の対応バンド) | 電波の特徴 | 繋がり易さ /速度※2 | docomo | au | Soft bank | 楽天 モバイル |
| 4G (LTE) | Band1 | 主要バンド | ◎/△ | ◯ | ◯ | ◯ | |
| Band3 | 東名阪※1で運用 Band1より高速 | ▲/▲ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
| Band8 | プラチナバンド | ◎/△ | ☆ | ||||
| Band11 | 他バンドの補完用 | △/△ | ◯ | ◯ | |||
| Band18/26 | プラチナバンド B18はB26に内包 | ◎/△ | ☆ | ☆※3 | |||
| Band19/26 | プラチナバンド B19はB26に内包 | ◎/△ | ☆ | ||||
| Band21 | 他バンドの補完用 | △/△ | ◯ | ||||
| Band28 | プラチナバンド 一部地域のみ運用 | △/△ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆※4 | |
| Band42 | 高速な プレミアム4G | ▲/▲ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
| 5G | n1 | 4Gを転用した5G | ◯/▲ | ◯ | |||
| n3 | 4Gを転用した5G | ◯/▲ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
| n28 | 4Gを転用した5G | ◯/▲ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
| n40 | TV中継等 との共用 | △/▲ | ◯ | ||||
| n41 | WiMAX 2+ の転用 | △/▲ | ◯ | ||||
| n77 | Sub6 主流5G n78を内包 | ◯/◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
| n78 | Sub6 主流5G | ◯/◯ | ◯ | ||||
| n79 | ドコモのみ 対応のSub6 | △/◯ | ◯ | ||||
| n257 | 超高速ミリ波 普及はまだ 不十分 | △/◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
※1 東京・名古屋・大阪を中心としたエリア。
※2 △…普通 ▲…そこそこ速い/そこそこ繋がる ◯…速い/繋がりが良い ◎…超速い/超繋がりが良い
※3 auから借りているバンド。他バンド拡張に伴い将来的に縮小の可能性あり
※4 自社展開しているバンド。現在カバーしているエリアは少ないが後々拡大の見込み。
5Gはミリ波のn257やDocomoの主力n79に対応していませんが、その他多くに対応。4G回線は各キャリアのプラチナバンドに対応しています。n41に対応している分、わずかにau系回線を使うと5G電波を拾いやすいでしょうが、それも僅かな差。どこのキャリアでも過不足ない通信が可能です。
GPS精度は並でカーナビにも十分。ただし微妙な測位ズレもある
次はGPS精度のチェック。この性能はカーナビや、ポケモンGOのような位置情報を利用するゲームの快適さに影響してきます。使用アプリはGPS testで、神奈川県横浜市の屋外で計測しました。

- In View…捕捉している衛星
- In Use…測位に使用している衛星
- ○…GPS
- △…グロナス
- □…みちびき
- ⬠…ガリレオ
- ✧…ベイドゥ(北斗)
- ◇…SBAS(衛星航法補強システム)
- AVG SNR…衛星電波強度の平均(緑に近いほど強い)
捕捉している衛星の数は64前後、使用している衛星の数は35前後。電波強度は25前後を推移していました。赤い衛星(電波強度が弱い)が多いのが気がかりです。
体感ですが、ナビ用途としては黄色以上の電波強度の衛星を20〜30機程度捕捉していると快適に使えると思います。
実際にGoogle Mapでナビゲーションを行ってみると、概ね問題なく案内してくれますが、問題は路地などに入った時に発生。大通りから脇道に逸れても、しばらくの間は現在位置が大通りを走行してると表示されます。住宅街などの建物が多い場所に入ると現在位置の更新が遅れ、位置ズレや、曲がりたい場所を通過してもルートが更新されないこともありました。
原因として考えられることは、キャッチできるGPSがL1しかないという点でしょう。スマホが利用できるGPSの周波数帯にはL1とL5というものがあり、L5はL1と協力して正確な位置を計測するために利用されています。g66jはこのL5に対応していないため、その結果としてナビの精度が悪くなることがあるのではと思います。
ただし測位自体ができなくなることは無く、今回のテストでは木が生い茂った山中の道路を走行した際にも問題なくナビしてくれました。
狭い抜け道や東京の入り組んだ路地をよく通る人は困るかもしれませんが、大通りや高速道路をよく使う方なら、困るシチュエーションはそれほど多くないでしょう。

ディスプレイ自体の視認性はそこそこ良いので、上記の点さえ気にならなければカーナビ用途としては普通に使えます。
余談ですが、僕はディスプレイに反射防止タイプの保護フィルムを貼っています。サラサラとして指紋も残りにくく、指滑りも最高。しかし日差しが強い日は、反射した太陽光がぼんやり画面全体に広がって表示が見えづらいことも。頻繁にバイクナビとして使うなら、高光沢タイプのフィルムを使うか、スマホホルダー用サンバイザーで影を作ると多少快適です。
↓僕が購入した反射防止タイプフィルム↓
↓高光沢タイプフィルムはこちらを↓
↓バイクナビ用にあると便利なサンバイザー↓
バッテリー持ちは並だけど急速充電でカバー
次はバッテリー&充電性能のチェック。
バッテリー容量は5,200mAhで、最近のスマホとしては平均的。
バッテリー保ちをテストするため、充電100%の状態からWi-Fiに接続し、画面輝度最大、音量50%程度に設定してYouTubeの動画を連続再生してみました。
| moto g66j バッテリー消費量検証 | |
|---|---|
| 動画再生時間 | バッテリー残量 |
| 1時間 | 93% |
| 2時間 | 85% |
| 3時間 | 77% |
控えめ性能のSoCでかなり省エネスマホなのでは、という予想に反してバッテリー持ちは並。有機ELディスプレイではないLCDと120Hzという高リフレッシュレートが影響しているのではと思われます。

一方の充電速度は最大30W。最近の超急速充電対応スマホと比べると少々物足りなく見えますが、エントリースマホとしては十分な性能です。参考までに、バッテリー残量0%から充電完了までにかかる時間は1時間12分でした。充電を忘れた朝でも、ある程度の高速充電が使える安心感は大きいですね。
バッテリーは超長持ちとはいきませんでしたが、リフレッシュレートの変更(120Hz→60Hz)や急速充電などでカバーすれば使用時間も伸びるので、普段使いも全く問題ないでしょう。
カメラは広角+超広角の2眼。日中はそこそこ綺麗だけど暗所は苦手
続いてはカメラ性能。カメラは広角+超広角の2眼構成です。

撮影モードは通常の写真・動画に加えてスローモーションとポートレートモード、シャッタースピードやISO感度等を個々に設定できるプロモードがあります。その他ナイトビジョンモードやパノラマ撮影、前後カメラでのデュアル動画撮影等は【詳細】の中に入っています。右端のペンマークをタップすると、撮影モードの一覧を使いやすいようにカスタマイズも可能。
日中の撮影はそこそこ良い映り方。超広角レンズは景色を撮る時に便利ですが、影の部分にノイズが出ていたり、ビルの窓のディティールが潰れ気味だったりと、解像感はそれほど高くはありません。望遠はズームレンズがないため、メインカメラを使用した最大8倍のデジタルズーム。2倍までは問題ありませんが、最大の8倍にするとさすがにガサついた厳しい映りに。
緑はちょっと派手めな映りに感じます。
ポートレートモードを使うと背景がボケてエモーショナルな具合の写真に。わざとらしいくらいボケボケになります。
マクロモードが無いため、近付いて2倍ズームで撮影した松ぼっくり。動物の方はケープハイラックスというイワダヌキ目に属する動物。トヨタ車じゃないです。こちらも2倍ズームで撮影しました。
食事の撮影(コイツいつもラーメン食べてるな)。目で見るよりもわずかに鮮やかに、美味しそうに撮影できますが、ボケが強いきらいもあります。被写界深度が浅いというか、1枚目のラーメンに乗っている海苔にピントが合っていないのが少し気になりますね。
インカメラは3,200万画素となかなか高画素で、色合いは自然さより少々派手目な印象。手のひらを向けたり笑顔になると自動でシャッターが切れる機能で自撮りも楽々です。なお僕は使いません。
時間は変わって夜間の撮影。まずは明かりのある街中での写真から。
空のノイズや各部ディティールの潰れはありますが、広角の映りは意外と頑張っている印象。ナイトモードにすれば電光看板の文字もなんとか白飛びせずなんとか読めます。超広角はちょっと怪しいというか、ディティールの潰れやノイズがより目立ちます。記録用としては十分でしょう。
次は外灯と月しか光源がない住宅街と、キャンプ場での撮影。どちらもナイトビジョンモードを使用して撮影しました。
街路樹や外灯、歩道の柵程度はなんとか分かりますが、全体的に暗く、右奥にある建物は窓明りが白く写る程度です。キャンプ場での星空撮影はもはや何を撮っているのか分かりません。うっすら光点と枝木が見えるくらいでしょうか。

ちなみに星空撮影に関しては、マニュアルフォーカスが無限遠に設定できるため、proモードを使用した方がだいぶマシです。三脚を使うか、スマホを置けるいい感じの木を探しましょう。僕は地面に直置きしました。
日中の撮影はなかなか綺麗な映り方をする一方、暗所撮影は大部分が黒つぶれしたりノイズが多かったりと全体的に苦手。全体的にはそつなくまとまったカメラ性能といった印象でした。
g66jは安価なのに頑丈すぎる。アウトドアやバイクナビにも気兼ね無し
moto g66jの素晴らしいところはその高すぎるほどの堅牢性。IP68/69の防水防塵性能に加え、米軍調達規格・MIL-STD-810Hに適合しています。ディスプレイは、1メートルの高さからの落下にも耐えるGorilla Glass 7iを採用。釣りやキャンプなどのアウトドアはもちろん、炎天下や雨中のバイクナビ、スキー場のような寒い場所での利用もOK。
とは言ってもスマホはあくまで精密機器なので過信は禁物です。そこで効いてくるのはg66jのお手頃価格。10万円以上するiPhoneやGalaxy Sシリーズであれば躊躇するところを、2万円台で購入できるg66jはラフに扱えてしまうのです。
g66j固有の機能。motorola固有のジェスチャー機能はやっぱり便利

g66jにはmotorola固有の機能をはじめ、最近のスマホからほとんど無くなってしまった数多くの便利機能が未だに搭載されています。主な機能しては以下の通り。なお、残念ながらmoto AIには非対応です。
- microSDカード対応(~2TB)
- 3.5mmのイヤホン端子を装備
- FMラジオ搭載
- サイドバー機能
- 未登録の電話番号検索
- 仮想メモリで動作を補助するRAMブースト
スマホで音楽を聴きたい人は、手軽にストレージを拡張できるmicroSDカードが重宝するでしょう。SDカードはAmazon Prime Videoで事前ダウンロードの保存先に使えるのもポイントです。

FMラジオ機能は通信容量を使用せずにラジオを楽しめます。3.5mmのアダプタやイヤホン端子をアンテナ代わりにして受信する仕組み。スピーカーで聞く場合もイヤホンジャックに何かしらを挿しておくと安定します。というか挿していないとノイズだらけでほとんど聴こえません。

サイドバーはホームに戻らずに指定したアプリを起動できる便利機能。画面端の任意の位置にハンドルを配置し、スワイプすることで起動できます。アプリだけでなく、連絡先やスクリーンショットなどもセット可能。ハンドルのカラーを変更できないので、白い背景の時に見失いやすいのが難点です。

この機能のためにmotorolaスマホを使っていると言っても過言ではない(かしわぎ調べ)のがジェスチャー機能。スマホを持ち上げると着信音を消音したり、背面タップにアプリや特定の動作を割り当てられるクイック起動など多種多様です。
特に気に入っているのは簡易ライトとスワイプで分割機能。簡易ライトはスマホを2回振ってLEDライトをON/OFFできます。わざわざクイック設定からONにせずとも、ワンアクションでLEDライトを点けられる地味にありがたい機能で、画面OFF状態からも即起動可能。精度も非常に高く、暴発することもありません。
スワイプで分割は、画面分割を画面端から端までのスワイプだけで起動できる機能。YouTube動画をBGM的に聞き流したい時に活躍します。戻るジェスチャーの矢印が表示される端から端までスワイプするのがコツです。

中国系スマホ特有のRAMブーストも搭載。仮想メモリを追加して動作の補助を行います。最大サイズを指定してもゲームやブラウジングをする上で劇的な違いは感じません。ゲームをしながらブラウザで攻略サイトを見たりと複数アプリを行き来したりと、再読み込みを発生させたくない時などに便利かもしれません。

Smart ConnectでPCと接続すれば、PCの大画面でg66jのアプリの操作などを行えます。ドラッグ&ドロップでファイルを転送する機能や、PCの拡張画面的にマウスで行き来してキーボードで文字入力できるクロスコントロール、マルチウィンドウでPCライクな操作が可能なモバイルデスクトップといった様々な機能が利用できます。
PCの画面上でメールやLINEの通知を確認するだけでなく電話応答までできるので、連絡が来るたびにいちいちスマホを手に取る手間を減らせます。PCでの作業が多い方は、使い方によっては作業効率アップに貢献するでしょう。
まとめ: 普段遣いからバイクナビまで。低価格だから気負わず使える
- 大画面スマホで動画やブラウジングを楽しみたい人
- 重い3Dゲームをあまりプレイしない人
- 気負わずスマホを使いたい人
- とりあえずのお手頃スマホが欲しい人
今回のレビューの結果、g66jはスペックを求めない多くの人にマッチしたスマホということが分かりました。特におサイフケータイや高い耐久性と防水防塵性能、快適動作に役立つ8GBのRAMと、普段使いに必要な機能をしっかり抑えたこれほど安価な機種は他にはなかなかありません。
グラフィック性能の低さも3Dゲームをしない人には関係ないですし、大きさ・重さも手が大きい方やスマホは基本的に両手持ちで操作する方は問題ないでしょう。安い上に頑丈すぎるボディで故障を恐れる必要も無用。とりあえず安いスマホが欲しい人だけではなく、アウトドアやアクティビティに持ち出したり、お風呂で読書用(メーカー非推奨ですが)としてガンガン使いたい人にもオススメです。



















































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