漫画・アニメ

【2025年7月プライムデー】Amazon・Kindleでセール中の個人的オススメ漫画18選

漫画・アニメ

こんにちは、かしわぎです。

今年も始まったAmazonプライムデーセール。皆さんは何を買うかもう決めましたか?僕も今から買うものを吟味してワクワクしながらセール開始を待っています。こういうイベント事はいつも楽しみですよね。
ガジェットやバイクグッズも良いのですが、Kindle書籍も割引やポイント還元率アップなどのセールを行っているので僕はこちらも合わせてチェックしています。電子書籍は物理的にかさばることがないので部屋を圧迫することもなく、日焼けや破れとも無縁です。さらにKindleストアで頻繁にセールが行われます。結果として購入のハードルがグンと下がり、また僕のKindle本棚を圧迫するのでした。

かしわぎ
かしわぎ

今年のお盆休みは涼しい部屋でのんびり
電子書籍を読むのなんてどうでしょう!

今回はセール中のKindle書籍の中から僕がオススメしたい漫画を18本紹介していきます。読者の皆さんに気に入っていただける作品が見つかれば嬉しいです。

購入前にAmazonギフトカードを用意しておくとオトク

現在Amazonギフトカード5,000円以上購入で500ポイントのポイントが付与されるキャンペーンを実施中です(キャンペーン終了から2週間後)。ギフトカードを購入すれば使わなくてもポイントが貰えるので、セール中に欲しいものがなければ使わなくてもOK。ギフトカードの使用期限は発行から10年もあるので慌てる必要はありません。お手軽に参加できるので是非ゲットしましょう。

事前に以下のリンクからキャンペーンにエントリーをお忘れなく。
チャージタイプのギフトカードは対象外なのでご注意を。

>Amazonギフトカード500ポイント還元キャンペーンページ


メールや電話番号宛てに送信できるタイプのeギフトカードなら、購入から通常5分程度で届くのでおすすめです。
当然ですが、自分で使う場合は自身のメールアドレス等をギフトカード購入時に指定しましょう。

ギフトカードを買い物に使いたい場合は事前に設定をしておきましょう。
変更手順は以下の通りです。

1. アカウントサービスをクリック

2. お客様の支払い方法をクリック

3. Kindle・デジタルコンテンツのお支払い設定をクリック

4.設定のタブお支払い方法を編集のボタンの順にクリック

5.希望の支払い方法をクリック(PayPay払いとの同時使用不可なので注意
6.ギフト券を使用のボックスにチェックを入れて編集完了をクリック

手持ちのポイントから消費したい場合は上のAmazonポイントを使用のボックスにもチェックを入れましょう。

Kindle本は同時開催のまとめ買いキャンペーンで更にオトク

今回のセールとは別にKindle本まとめ買いポイントキャンペーンが実施されています。
対象の漫画をまとめ買いリストに入れて購入すると本の数によって最大15%の期間限定ポイントが還元されるというもの。

  • 4~7冊… 5%ポイント還元
  • 8~11冊… 10%ポイント還元
  • 12~15冊… 15%ポイント還元

無理して15冊購入しなくても、4冊から還元を受けられるのでとりあえず登録しておくのがオススメです。

まとめ買い今回紹介する漫画のうち対象商品は以下の通り。

  • セトウツミ 8巻
  • ゆるキャン△ 17巻
  • BLUE GIANTはシリーズ続編のみ対象
  • 路傍のフジイ 2~4巻
  • 木曜日のフルット 7,8,11巻
  • 付き合ってあげてもいいかな 1,2,3,4,5,6,12,13,14巻

対象商品のページを開くとまとめ買いのリストが表示されるのでひと目で分かるようになっています。今回紹介する本以外にも対象の漫画はたくさんあるので、他にも気になっている本があればまとめ買いキャンペーンを利用してみましょう。

【Prime Day】Kindle本(電子書籍) まとめ買いポイントキャンペーン(期間限定ポイント)

Kindle電子書籍の快適な読書にはタブレットもオススメ

PCの大画面での読書なら広々した大画面で迫力のある漫画がゆったり読めますが、ノートPCを使っていたとしても寝転がりながらの操作は少々手間。横を向きながらの読書は更に大変です。スマートフォンなら寝転がりながらの読書もできますが、画面が小さいので文字が読みづらかったり、せっかくの漫画のイラストの魅力も半減してしまいますよね。
というわけで、あらゆる姿勢で快適に読書ができるタブレットをおすすめします。漫画や小説がメインなら8インチ前後、雑誌を読む機会が多ければ10インチ前後が良いでしょう。

AmazonプライムデーセールではFIRE HDシリーズが特にお買い得。iPadなどのタブレットと比較すると性能は控えめで出来ることも限られますが、読書や動画視聴、ブラウジング程度であれば十分です。
ハンズフリーAlexaに対応しているので、話しかけるだけで音楽を流したり照明操作が可能になる便利で快適なスマートホーム化も可能。

軽い3Dゲームや2Dゲームもやりたいのなら格安Androidタブレットもオススメです。
こちらのALLDOCUBE iplay60mini proはFIRE HD 8よりも処理性能と保存容量が増加した上解像度もFIRE HD 8よりも高いフルHDディスプレイ。キレイな画面で快適なコンテンツ視聴が行えます。FIRE HD 8のようにインストールできるアプリに制限はなく、標準的なAndroid端末と同様のアプリが利用可能。
用途に合わせて選択しましょう。

ちょっと重くなりますが、映画やイラスト本のような画質が重要なコンテンツを頻繁に視聴するなら、更に高画質なタブレットのAlphawolf Apad2もあります。こちらは2.5Kディスプレイを搭載。

どの商品もセールやクーポン利用で20,000円以下で購入できます。この機会にいかがでしょうか。

ここから僕がオススメする漫画を簡単な所感とともに紹介していきます。完結・未完結問わず掲載しているので「完結してから一気に読まないと気が済まない!!」という方はご注意を。
ジャンルも様々、節操なく掲載しています。気に入った漫画が見つかれば嬉しいです。

1. 山を渡る (連載中 全7巻)

最初の1本目はこちら。
部員が増えず存続の危機に瀕している三多摩大学山岳部。その山岳部の山大好きな先輩3人と新入部員3人で様々な山を踏破する、そんな登山漫画。
ポイントは新人3人がまったくの登山素人で運動も得意じゃない……というところ。高価な装備が必要とか体力や技術の未熟さとか、食事の問題といった初心者が超えなければならない難門とその解決までの話が丁寧に描かれています。初心者の教科書的な読み方もできるので、これから山を始めたい方にもオススメです。
勿論毎回初心者に優しいだけの話ではなく、ベテラン部員3人のダイナミックな沢歩きやロッククライミングといった読み応えのあるエピソードも登場して物語にメリハリが付けられています。山での困難は先輩が手を差し伸べて一緒に乗り越えたと思えば、新人が山での食事を用意したりと、双方が助け合い成長していく素晴らしいバランス感覚のストーリーです。
登山は難易度だけじゃない、先輩後輩それぞれが純粋な山の楽しさを求め伝える、そんな漫画。
山登り初心者も経験者も楽しめる本だと思います。

2. 孤高の人 (完結 全17巻)

2つ目も登山漫画を紹介。
周りに馴染めない主人公・森文太郎があることをきっかけにクライミング、ひいては登山に夢中になっていくというストーリーです。
序盤の級友との交流から中盤以降の怒涛の展開は衝撃的で目が話せません。登場人物のほとんどが山に魅了された山馬鹿で、生活のほとんどを登山に注いでいます。主人公の文太郎くんもその一人で、孤独ながらも山大好きな青年に成長。山に挑み続ける破滅的な生き方はある意味高潔さすら感じさせます。
後半のセリフや擬音すらない心理描写と重なった絵は、坂本眞一先生の緻密かつ迫力のある作画で一枚のイラストのように感じるほど。
中盤~後半にかけての展開は賛否別れるでしょうが僕は好きです。もうどうにでもなれって感じで。

3. すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (完結 全18巻)

キャッチャー・イン・ザ・トイレット!の横田卓馬と伊瀬勝良が再びコンビを組んだ本作。
舞台は1998年の日本。主人公はトレーディングカードゲームのマジック:ザ・ギャザリング(MTG)に夢中な厨二病の中学生・神納はじめと、同学年の優等生・沢渡慧美。
2人とその友人や周りの大人たちの交流を描く青春漫画的な面がメインになるのかなと思いきや、それはしっかり押さえながらかなりしっかりとカードバトルやってます。駆け引きも面白いので遊戯王なんかが好きな方も是非。
iモードやゼノギアス、MAX(TORA TORA TORAのやつ)など、登場するワードがいちいち時代を感じさせノスタルジーに浸れます。この頃の僕はMTGを知りませんし、安室奈美恵とかも聴いてませんでした。体験していない、でも何故か懐かしい。そんな感覚になる漫画です。

4. セトウツミ (完結 全8巻)

アニメ作品・オッドタクシーの脚本を務めた此元和津也先生の青春学園漫画。テレビドラマと実写映画、更には舞台化もしたヒット作です。
青春学園モノとは言っても学校内の描写は存在しません。主人公の瀬戸と内海がただ川辺でだべるだけです。漫才的だったりコント仕立てだったり、たまに級友を連れて3人で遊んだり、内海が真面目な顔でしょうもないことを理屈っぽく説明してたりと場所は変わらずとも展開のバリエーションは豊富なので退屈しません。通行人関西弁の2人のやりとりが小気味よくスラスラ読めてしまいます。
全体的にゆるい空気感で進行するコメディかと思いましたが、終盤でやはり作者の構成力には驚かされました。読後感の良いギャグ漫画がお好きならこちら。
あと三毛貝ちゃんのガチャガチャほしい。

5. これ描いて死ね (連載中 全7巻)

僕の好きな漫画描く系漫画。ちなみにバクマン。も好きです。
伊豆王島という架空の島に住む漫画大好きな高校生の安海 相やすみ あいは、ある日憧れの漫画家が参加するという同人誌即売会・コミティア参加します。それをきっかけに、だんだん増えていく友人に助けられながら漫画を描くことを始めるというストーリー。この漫画はそのタイトルに反して作品に人生全ツッパする系の漫画ではありません。わりと早い段階でタイトル回収がありますが、そのままの意味ではないことが分かるでしょう。主人公に限らず多くの登場人物の優しい性格やイマジナリーフレンドのポコ太の存在も相まって、どこか牧歌的な雰囲気で進行していきます。線のはっきりした作画もカラーページの版画のような色使いでより和やかな作風の感じが引き出されているのかもと思います。
好きな漫画家がSNSの更新や新作発表をやめている時の不安な気持ちを吐露するシーン、「あーわかるわかる」と思わず頷いてしまいました。
あとなんだかんだ先生が優しい。

6. ゆるキャン△ (連載中 全17巻)

キャンプを題材にした4コマ漫画作品。累計1,000万部を超えた大ヒット作で、アニメ化もされています。このアニメがきっかけでキャンプにハマったという人も少なくないのでは。
山梨を舞台に主人公の各務原なでしこや志摩リンが、野外活動サークルの面々とキャンプをしたり温泉に入ったりとのんびり過ごすといった内容。
絶対これを達成するぞ!といった大きい目標はこれといって無く、「次はあれをやってみよう」といった感じで少しずつ出来ることが増え、キャラクターも少しずつ成長していく……文字通りゆるいキャンプをするのがこの漫画の醍醐味と言えるでしょう。テント設営や食事の準備など丁寧な描写で、キャンプ初心者だけでなく、これからキャンプを始めたい読者にも楽しめる内容となっています。
アクションカメラの超広角レンズやドローンによる空撮のようなユニークな構図が度々出てくるのも楽しいですね。
作者の趣味なのかバイクや自動車の車種チョイスはちょっと渋め。僕はすごく好きです。
あと綾ちゃんが好きです。

7. BLUE GIANT(完結 全10巻)※続編連載中

仙台に住む高校生・宮本ダイがジャズミュージック、ひいてはサックスに魅了され、世界を目指す漫画。
本作は10巻で完結としていますが、続編の『BLUE GIANT SUPREME』、『BLUE GIANT EXPLORER』、『BLUE GIANT MOMENTUM』と、現在4部に渡りシリーズ続編が連載されています。
主人公のダイはジャズに関しては超ストイックな青年で、青春全てをジャズに注ぎ込んでいます。序盤の貧乏な時期を経てだんだん実力が認められて、ジャズの世界で成長していく姿は最高です。
勿論順風満帆なサクセスストーリーというわけではなく、超絶技巧の実力を誇るバンドメンバーが心をベキベキに折られたりと音楽の世界の厳しさを突きつける描写も。
本作を一言で表すと「熱い」。作画の躍動感と相まって登場人物同士のふれあいや駆け引き、友情、反発など、全てが音楽のみに向かう姿勢が熱いです。特に玉田という高校からの友人が激アツ。要チェックです。
ちなみにこの第一部(~10巻)までが劇場作品としてアニメ化しています。尺の問題で展開に多少のサはありますが、こちらも熱いので機会があれば是非ご視聴を。

8. 路傍のフジイ (連載中 全4巻)

以前書いた漫画記事にも掲載したので、紹介内容は同様です。セールの機会に是非フジイさんの独特な空気感に触れてみてください。

一見サエないサラリーマンの藤井さんを中心としたヒューマンドラマ。
同じ会社に勤める田中くんは、はじめ藤井さんのことを「俺はこの人に比べたらまだマシ」と見下したような目で見ていましたが、あることがきっかけで藤井さんと接点ができます。
やりたいことを好きにやって人生を謳歌している藤井さんの姿を見て、藤井さんを見下していた自分を恥じて考えを改めるのでした。
登場人物は周りに良く見られたいとか、今の生活に漠然とした不満があるとか、程度の大小問わず何かしら問題を抱えています。
周りと自分を比べてしまったり他人の顔色ばかりうかがってしまったり……そんなどこか苦しい生き方にはすごく感情移入できました。
同時に藤井さんみたいに生きたいけどそれが簡単にはいかない、とも思うもどかしさみたいなのも感じられます。ふと気付けば藤井さんのことが気になってしょうがなくなっていることでしょう。
藤井さんの生活を通して日常の中のささやかな幸せや楽しみを見つけ出す、そんな漫画なんじゃないでしょうか。しらんけど。

9. 木曜日のフルット(連載中 全11巻)

半野良猫のフルットと、ギャンブル大好きの働かない駄目駄目お姉さん・鯨井早菜の日常を描いたギャグ漫画。
作者はそれでも町は廻っているや天国大魔境の石黒正数先生です。闇の商人とかちょっと喪黒福造っぽいポジション。
デフォルメの利いた作画と藤子不二雄作品のような小気味の良いテンポ感でスラスラ読めます。毎回2ページ完結なのも気軽に読めるポイント。ブラックジョークでオチる回もあるのでこれも良いアクセントですね。
鯨井先生のレシピのコーナーが密かな楽しみです。意外と美味しくて簡単に作れる料理(と呼べるかは怪しいですが)ばかりなので、むかし在世が苦しい時はたまに作ってました。皆さんもお試しあれ。

10. 服を着るならこんなふうに(連載中 全17巻)

ファッション業界で知られるバイヤーのMBさんが監修を務める本作。
ファッションに無頓着な兄に、おしゃれな服の着こなしを教える妹を中心に物語が進みます。
シルエットの話、ドレスとカジュアルのバランスの話、定番の大切さなど、ファッションのイロハを丁寧に解説しています。都度その時々のトレンドを含むエピソードも入ってきますが、普遍的なお洒落なアイテムのことも紹介してくれるので僕みたいなファッション無頓着男にはすごく参考になるし、安心して読めますね。
高価なブランド品やセレクトショップだけではなく、ユニクロや古着屋を積極的に取り入れた着こなし方なんかも出てきます。うれしい。

11. ウマ娘 シンデレラグレイ(連載中 全20巻)

実在の競走馬をモデルに擬人化しレースで競い合うメディアミックス作品・ウマ娘プリティーダービーの外伝コミカライズ作品。2025年春にアニメ化し、セカンドシーズンが2025年10月に控えている人気コンテンツです。
昭和末期~平成初期に活躍したアイドルホース・オグリキャップ主人公に据え、数多く登場するライバル達と激闘を繰り広げる……といったストーリー。基本的には史実に沿った展開ですが、現実の競走馬や騎手の持つ要素や当時起こった出来事を上手く解釈して漫画に落とし込んでいます。
漫画の展開と史実を照らし合わせて「ええ!この時のウマ娘の発言は現実ではこういうことだったの!?」と、史実を追体験するような楽しみ方も一興。これが楽しすぎて総合競馬サイトであるネットケイバに入り浸るようになる人もいるとかいないとか。
スポーツ漫画としての完成度も高く、勝負の駆け引きや挫折、努力と勝利など、お約束もしっかり押さえており読み応えは抜群です。

12. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN(完結 全24巻)

ここで珍しくロボット漫画を入れてみます。本作はTVアニメ作品機動戦士ガンダムのキャラクターデザインを手掛けた安彦良和先生自ら描くガンダムのコミカライズで、初代ガンダム(いわゆるファーストガンダム)をベースに、メカニックデザインのリファインとストーリーに独自解釈を加えたリニューアル版機動戦士ガンダムとも言える作品です。
TVアニメのオリジナル版には無かったシャアの過去編など賛否はあると思いますが、ストーリーの奥行きが出た感じがして個人的には好きな漫画です。
目を惹くのが安彦良和先生の圧倒的な作画。いきいきとしたキャラクターの動きと表情、メカの緻密さが共存した圧倒的な描写力。情報量が多いのにゴチャ付いて見えないのは流石の一言です。特にモビルスーツ同士の戦闘シーンは動いて見えるように感じました。
ガンダムファン、ロボット作品ファンなら一度読んでみることをオススメします。

13. 付き合ってあげてもいいかな(完結 全14巻)

女性が恋愛対象の犬塚みわと猿渡冴子は大学に入ってできた友達同士。ささいなことがきっかけでカミングアウトし、そのまま流れで付き合うことになりますが、そのまま順調にとはいかず……という波乱万丈の恋愛漫画。
みわと冴子が付き合うことによって学友や世間からどう見られるのか、そのために気持ちを押し殺して周りに合わせるのはどうなのか、将来的にこのままで大丈夫なのか……など、女性同士の恋愛における等身大の悩みをテーマにしている作品です(リアルかどうかの判断はできないのでそれはさておき)。絵柄もあって全体的に明るい作風可と思いきや、気持ちのすれ違いが続いて不仲になったりメンタルがどん底まで沈んで不仲になったりと、急にシリアスな展開をぶちこんでくるので目が離せませんでした。
作品に対する作者の姿勢から百合作品ではなくガールズラブ作品という恋愛漫画の一つとして捉えてほしいと言っていたので、世間一般でいう百合とはまた違った作品です。今まで全く読んだことないタイプの漫画で楽しめました。
ちなみに僕は作品中盤以降に登場する環ちゃんが好きです。是非購入してご確認下さい。

14. 冒険者絶対殺すダンジョン(連載中 全2巻)

漫画雑誌の4コマ漫画や青年漫画誌で名を知られる道満晴明が描くダンジョン経営漫画。
現代の地球(の多分日本)から異世界のダンジョンのフロアスタッフに転生した女の子2人が主人公です。元世界の記憶があるので、カジノを三店方式にしたりリスポーンを利用したゾンビアタックしたりとやりたい放題。デフォルメの効いた独特のかわいい絵柄でシュールで時々ブラックなギャグをやるギャップが癖にることうけあい。アチーブ(実績システム)や魔物のインサイダー取引、声優で性別判断、ドラゴンと車……と、メタい表現やミーム的描写が多々ありクスリとさせられます。
シレンやトルネコといったローグライクRPGやウィザードリィの雰囲気を感じます。勇者のくせになまいきだ。やゾンビヴァイタルが好きな人には刺さるかもしれません。

15. ダンジョン飯(完結 全14巻)

2024年にアニメ化し、シーズン2も放送予定の王道?ファンタジー作品。
トールマン(人間)の主人公・ライオスがドラゴンに飲み込まれた妹を救うため、エルフやドワーフの仲間とともにダンジョンを探索する……というオーソドックスな冒険物が基本です。この作品の特徴は、探索中の食料補給をダンジョン内に住む魔物や植物で行うところ。財政面で食料を用意できずにダンジョンに入ったのでやむを得ずそうなったのですが、この設定がよく練られています。スライムやバジリスク、人食い植物といったRPGでお馴染みの魔物はダンジョン内で独自の生態系を築いており、狩猟や採取の方法などの描写も丁寧です。例えば歩くキノコは繊維の方向で切りやすさに違いがあったり、バジリスクは脳が2つあるので多方向からの同時攻撃で一瞬止まるなど、実際に存在しているような説得力を感じました。
柔らかくいきいきとしたタッチのキャラクターと、魔物の肌の質感まで伝わるような作画でRPGの世界に入り込むような没入感が楽しめる作品です(九井諒子先生自ら描いたアニメ版のエンディングイラストが素晴らしい)。
アニメ版も非常に高い完成度なのでオススメです。

16. ゴールデンカムイ(完結 全31巻)

明治末期の北海道を舞台に、元日本軍兵士の主人公・杉元佐一が金塊を求めて奮闘する痛快歴史ロマンバトルギャググルメサバイバル冒険活劇……というのはあながち間違いではないと思っています。
様々な要素を詰め込んだ欲張りな作品ですが、それぞれが破綻していないどころか高水準でバランスしていると感じます。ヒグマとの戦いから映画・スターリングラードのような狙撃戦、刀剣での緊迫した近接戦など戦闘シーンもかなりの迫力。アイヌ文化の緻密な描写は新鮮に感じますし、グルメ描写も食欲をそそるような素晴らしさです(所々でゲテモノも登場しますが)。鶴見中尉や尾形百之助などの強烈な個性を持った登場キャラクターもストーリーを盛り上げます。
31巻となかなかの長さですが中だるみも無くキレイにまとまった作品で、時間さえあればイッキ読みも苦では無い面白さです。

17. ふうらい姉妹(完結 全4巻)

美人だけどちょっとズレた姉・山本れい子と妹のしおりの日常を昔の少女漫画的画風で描いたシュールギャグ漫画。予想外な角度から来る姉のボケと、それにやんわりツッコむ妹とのやりとりが軸です。しかし妹も度々ボケるし2人で空想の世界に入ったりするのでツッコミ不在の場合が多いです。簡単に気を失う遊びとか、今の「い」が過去になっている話とか、導入の時点でおかしい話が数多くありますが、わりとすぐに慣れてどうでもよくなります。
あと周囲の人たちもまあまあ変。馬七さんとか。
狂ったシュールギャグでクスリと笑いたい時にオススメです。

18. 本なら売るほど(連載中 全2巻)

主人公の青年が営む小さな古本屋に来る客との交流を描いた作品。本が読めないけど本が好きなジョージさん、漫画家の人見さんなど個性的なキャラクターが数多く登場して読者を飽きさせません。各話の内容に合わせた本(全て実在する本)がところどころの会話中に登場します。その本を読むと作者の意図したことが掴める気がして、更に色々な本に手を出したくなりました。それもこの漫画の面白い読み方かもしれません。
僕自身紙の本は数ヶ月に一冊しか買わなくなってしまいましたが、この漫画を読むと自分の足で店に行って掘り出し物を探す楽しみをなんとなく思い出して「なんか理由は分かんないけど紙の本もいいね」と思えてきます(この漫画は電子書籍で読んでますけど)。
と思ったら2巻に登場するサラリーマンの中野さんが紙の本を買う理由について見事に言語化していて「おぉ~……」と感心させられました。

ここまでセール中のオススメ漫画を紹介してきました。気になった作品が見つかったら今が安く買えるチャンスですので、是非読んでみて下さいね。
今年の夏もめちゃめちゃな猛暑なので、僕のように自宅に籠もって漫画を読みまくりましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました